夏バテについて

医学的に「夏バテ」という正式な病名はありません。夏バテは、高温多湿な環境や激しい気温差、生活リズムの乱れなどによって自律神経のバランスが崩れ、食欲がなくなったり体がだるくなる状態のことです。8月後半から9月にかけて起こりやすいともいわれています。気象情報によると今年も残暑が厳しいようなので、熱中症や夏バテに注意が必要です。

夏バテの原因と対処方法についてわかりやすく解説したいと思います。


夏バテの主な原因

① 自律神経

暑い屋外と冷房のきいた室内を行き来すると、体温調節を担う自律神経が疲れて、倦怠感・頭痛・食欲不振などが出てきます

② 脱水状態・ミネラル不足

大量の汗で水分とともにナトリウムやカリウムなどの電解質が失われると、だるさやめまいが起こります

③ 胃腸の疲れ

冷たい飲み物やアイスのとりすぎにより、胃腸の血流が低下して消化機能が落ちます

④ 睡眠不足

熱帯夜で熟睡できないと、疲労が蓄積しやすくなります


症状

  • 体のだるさ・疲れがとれない
  • 食欲低下・胃もたれ・下痢
  • 頭痛・めまい・立ちくらみ
  • イライラする・やる気が出ない
  • 眠れない

夏バテの予防

① 水分+塩分補給

汗で失われるのは水分だけでなくナトリウム・カリウムなどのミネラルもあるため、水やお茶だけでなく、経口補水液やスポーツドリンクを適量取りましょう

冷たい飲み物のとりすぎは胃腸の働きを落とすので常温がおすすめ

② 栄養バランスを整える

たんぱく質で筋力と免疫力を保つ

 ・おすすめ食材:肉(特に豚肉)、魚、卵、大豆製品(豆腐・納豆)

ビタミンBで疲労回復

 ・おすすめ食材:豚肉、うなぎ、玄米、にんにく

ビタミンCで免疫力アップ

 ・おすすめ食材:パプリカ、ブロッコリー、ゴーヤ、キャベツ、じゃがいも、キウイ、柑橘類

カリウムでミネラル補給

 ・おすすめ食材:ほうれん草、切り干し大根、かぼちゃ、イモ類、きゅうり、トマト、スイカ、バナナ

酸味は食欲アップに効果的

 ・おすすめ食材:酢のもの、梅干し、レモン、柑橘類、ヨーグルト

③ 室温と湿度の管理

室温は26〜28℃、湿度は50〜60%が目安

外との温度差は5℃以内が理想です

④ 睡眠の質を上げる

寝る前にぬるめのお風呂(38〜40℃)で血流を改善

スマホなどは寝る前に使用しない(ブルーライトが眠気を妨げる)

カフェインやアルコールを控える

昼寝は15〜30分まで


夏バテの対処方法

① 栄養と水分を少しずつ

消化のよい食事(おかゆ、うどん、スープなど)から始める
冷たい飲み物を控え、温かいみそ汁やスープなどで胃腸を整える
胃腸が弱っている時は少しずつ栄養をとることが大事

② 体を冷やしすぎない

室温を快適に保ちつつ腹部の冷えに注意する
直接冷房の風が当たらないようにする

③ 十分な休養をとる

睡眠リズムを整えることで自律神経が回復しやすくなる
きつい時は無理をしない、しっかり休むようにする


まとめ

夏バテは単なる疲れではなく、体温調節・水分塩分のバランス・栄養・睡眠などが影響しています

普段の生活習慣に気を付けることで、夏バテの予防や対処ができます

栄養バランスや水分補給、適切な温度管理、十分な休養を意識して、暑すぎる夏を乗り切りましょう

もし症状が長く続いたり、食事や水分が十分にとれなかったり、体のきつさ・だるさが強いときは、無理をせずに医療機関を受診してください

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