地域包括ケア病床
1.地域包括ケア病床とは?
急性期治療を終えた患者さまは、通常すぐに退院となります。
しかし、中には在宅療養に不安がある等の理由で在宅復帰支援を必要とする方がいます。
こうした方々が在宅療養までの間、医療や支援を受けることのできるのが地域包括ケア病床です。
また、すでに在宅療養を行っている患者さまの緊急入院の受け入れをする病床としても機能しています。
「地域包括ケア病床」とは、このような患者さまに対して、リハビリや退院支援など、効率的かつ密度の高い医療を提供する為に、厳しい施設基準をクリアし、国から許可を受けた「在宅復帰支援のための病床」です。
2.地域包括ケア病床の入院対象者
地域包括ケア病床の入院対象者は具体的には以下のようになっております。
- 急性期治療は終わったが、しばらく経過観察が必要な方
- 在宅療養復帰・社会復帰にリハビリテーションが必要な方
- 在宅復帰のために療養準備が必要な方
- 在宅・介護施設等で療養している人で症状が急性増悪した人や、集中治療の必要はないが入院が必要な方
- レスパイト(介護をする人の事情で短期的に入院すること)が必要な方
3.利用期間
当該病床に入室後、病状等により最長60日以内での退院が原則となります。
なお、「地域包括ケア病床」へ入院や移動して頂く場合、主治医が判断し患者さま・ご家族さまにご提案させて頂きます。
ご了解頂いた患者さまは地域包括ケア病床へ移動し継続入院となります。
4.地域包括ケア病床に入院すると
在宅復帰をスムーズに行うために、「在宅復帰支援計画」に基づいて、主治医、看護師、リハビリスタッフ、在宅復帰支援担当者(医療ソーシャルワーカー)等が協力して、効率的かつ積極的に患者さんのリハビリや在宅支援(相談・準備等)を行っていきます。
5.入院相談
地域包括ケア病床への入院についてご希望やご質問等がある場合は、お気軽に地域連携室までご相談ください。
お電話や直接ご来院いただいての相談、担当のケアマネジャーの方からの相談など対応させて頂いております。
地域連携室
電話番号 : 0973-72-1127(代表)
FAX番号 : 0973-72-1195(代表)